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介護保険と手続きについて

そもそも介護保険とは?

高齢化の進む現代では、家庭での介護に限界があり、また介護をしている側が50代、60代という高齢で、「お年寄りがお年寄りの介護をしている」状態にあります。これでは必要な介護を十分にできません。介護に必要な施設の整備や介護要員の確保をはかり、必要な介護サービスを提供するための社会保障が介護保険なのです。

介護保険は、国民から徴収した保険料に国や地方の公費を併せて財源とし、保険料を払っていた人が介護を必要とする状態になった時、介護サービスの「現物(車いす、介護用ベッドのレンタルなど)」や介護費用を給付する制度です。

被保険者は「65歳以上の要介護認定の方」(1号被保険者)、「40歳以上65歳未満の方で特定疾病(厚労省が認めた16疾患)と認められる疾病で要介護状態になった方」(2号被保険者)で、いずれも居住介護サービスと施設介護サービスを受けられます。

訪問看護や介護施設利用といった介護サービスを受ける時、利用者は費用の1~2割を利用時に負担しなければなりません。また、施設に入った場合、食費や居住費などは標準負担額が設定され、利用者の負担になります。

申請の方法

介護保険は介護を必要とする人が、能力に応じた自立生活を送れるように、在宅・施設両面にわたって必要な介護サービスを受けられるようにするためのものです。そのため、介護を必要とする人自らの意思に基づいて利用する介護サービスを選択し、決定することになります。それを専門家が連携して支援するという形になります。

病気やけがの場合、医療機関に保険証を提示すると、自動的に保険診療を受けることができます。

しかし、介護保険は違います。市区町村に認定を申請し、市区町村の認定調査員が介護サービスが必要かどうかを調査し、その結果と主治医の意見書をもとに介護認定審査会が審査して判定します。必要と認められた人には介護度に応じて本人の要望を踏まえ、介護サービスが提供されます。

介護保険の利用方法

  1. 申請を行う
    本人か家族が市町村役所に出向き、保険証を提示して、要介護認定の申請をします。
  2. 認定調査員が自宅を訪問して調査
    申請を受けると、認定調査員が自宅を訪れ、心身の状況(食事、排泄、入浴などの日常動作)の調査をします。
  3. 介護認定審査会での検討
    2の調査結果とかかりつけ医の意見書が、市町村に設置された介護認定調査会に提出され、手間のかかり具合や状態の維持、改善の可能性を審査します。ここで要支援状態、要介護状態かを判定し、介護度を認定してくれます。
  4. 認定を受ける
    要介護状態と認定されると重症度に応じて5段階の評価が行われ、それに応じた介護サービスが提供されます。要支援状態と認定された場合は、介護予防サービスを受けることができます。