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【住宅施設】サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅の特徴・サービス内容について解説します。また、千葉県内のサービス付き高齢者向け住宅の件数・所在エリアなども紹介します

サービス付き高齢者向け住宅とは?

サービス付き高齢者向け住宅とは、介護・医療と連携し、高齢者の安心を支えるサービスを提供する、バリアフリー構造の住宅です。「サ高住」(さこうじゅう)と略して呼ばれることもあります。主に自立(介護認定なし)、あるいは軽度の要介護状態の高齢者を受け入れています。

福祉の専門家(社会福祉法人・医療法人・指定居宅サービス事業所等の職員、医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、介護職員初任者研修課程修了者)が少なくとも1人日中常駐し、生活相談を受け、24時間通しての安否確認サービスなどを行い(セコムの場合あり)ます。

費用が発生することがありますが、他にも宅配便・郵便物の預かり、外出の際の付き添い、買い物代行、食事の提供、洗濯、部屋の掃除やゴミ出しの家事援助など、さまざまな生活支援サービスを受けることができます。

大きな特徴としては、賃貸借方式が一般的となっており、それとは別に生活支援サービスを受ける時は、改めてサービス利用契約を結ぶ形となっています。「居住の権利を保障された上で、サービスを選択利用する賃貸住宅」と考えればわかりやすいでしょう。そのため、主に民間業者が運営しています。不動産業は大きなビジネスチャンスと考え、サービス付き高齢者向け住宅の数は年々増えているようです。

介護サービス内容

サービス付き高齢者向け住宅の特徴は、「住まいとケア」が分離されているところにあります。サービス付き高齢者向け住宅では賃貸借契約を結ぶことが前提となっており、まず入居者の居住の権利を確保しやすくなっています。

施設提供サービス内容

60歳以上の高齢者、または要介護・要支援認定者、およびその同居者となります。同居者は、配偶者・同条件の親族・特別な理由により同居する必要があると登録主体(都道府県又は指定機関)が認めた人となります。

この範囲内で、例えば「要介護者のみ」や、逆に「入居時自立」など、入居者資格を限定している住宅もあるので、確認をした方がいいでしょう。

千葉県のサービス付き高齢者向け住宅事情

2011年に誕生したサービス付き高齢者向け住宅は、日本全国で増加傾向にあります。その流れは千葉県でも同様に見られ、2013年には110件だったサービス付き高齢者向け住宅は3年後の2016年には倍以上の229件にまで増えました。千葉県でサービス付き高齢者向け住宅が増え続けている最大の理由は、需要が高いこと。県内外から熱い視線が注がれる理由はなんなのでしょうか。

サービス付き高齢者向け住宅は千葉県内で急増中

増え続ける千葉県内の65歳以上人口

人口の多さで全国トップ10に入る千葉県。母体数が多いぶん、必然的に高齢者も多くいます。千葉県の65歳以上の人口数は、平成28年の調査では159万4,304人。全年の調査から0.7ポイント上昇しており、毎年増え続けていることが読み取れます。千葉県が28年度に発表した年齢別の人口データでは、高齢者の人口をもとに割り出す高齢化率が25%。超高齢社会の基準である21%を超えています。県内に介護施設を必要とする人が多いため、サービス付き高齢者向け住宅のニーズも高いようです。

東京からの入居が多い理由

千葉県のサービス付き高齢者向け住宅が人気の理由は、費用の安さにもあります。東京のサービス付き高齢者向け住宅の相場は入居費用・月額費用ともに20万円を超えている一方、千葉県は入居費用が18万円、月額費用は13.7万円程度。月額費用に8万円もの差が見られるのに対し、東京と隣接している千葉県は東京へアクセスしやすいため東京に住む人からも人気があります。とくに千葉に近い葛飾区や江戸川区、江東区の駅にはJRの複数の路線や東京メトロ東西線が乗り入れるため、都内に住む家族が車を持っていなくても電車で通うことができます。そんな立地もあり、千葉のサービス付き高齢者向け住宅を選ぶ都民も少なくありません。

平地が多く、区画整理されている場所が多いため新たな建物を建てやすい千葉県。年々増えていく高齢者のニーズと千葉県のさまざまな魅力が合致したことで次々と新しい介護施設が作られており、サービス付き高齢者向け住宅も増えているようです。

サービス付き高齢者向け住宅への千葉県の取り組み

高齢化が叫ばれる日本の中でも、安さや東京へのアクセスの良さからとくにサービス付き高齢者向け住宅の需要が高い千葉県。増加傾向にあるとはいえ、まだまだ不足しているサービス付き高齢者向け住宅を充実させるため、国の支援制度の他にも千葉県が独自に行う「千葉県サービス付き高齢者向け住宅整備事業」もあります。

千葉県のサービス付き高齢者向け住宅の登録基準

千葉県では、サービス付き高齢者向け住宅の登録基準について高齢者住まい法の登録基準に則りながら、共用の台所や浴室を各フロアごとに設置、夜間の緊急通報があった際の職員の対応体制を定めるなど、独自にも基準を設けています。高齢者住まい法より一歩踏み込んだ厳しい基準をクリアした住宅になるので、暮らしやすく安心です。

千葉県サービス付き高齢者向け住宅整備事業

千葉県では以下の要件を満たした住宅に関して、国の補助に上乗せして補助を行っています。

  • 国の補助金を受けている
  • 介護サービス事業所・医療機関と連携がとれる
  • 耐火建築物である

さらに要介護の高齢者であっても安心して住み続けることができるように、定期巡回や随時対応できる訪問介護看護事業所、小規模な多機能型居宅介護事業所を建設する際などに補助を上乗せする施策を行い、供給の促進を図っているのです。

国の手厚い支援制度に加え、県からも手厚い補助が受けられるので、千葉県では今後ますますサービス付き高齢者向け住宅が増えていきそうですね。

下見に行って決めよう!サービス付き高齢者向け住宅

料金を基準にして施設を選ぶ方が多いですが、大切な家族が毎日過ごす住まいになるので、さまざまな角度から事前にチェックしておく必要があります。施設に入った後に「イメージと違う!」と思うことが多いと、暮らしの中で感じる楽しさや喜びが減ってしまう可能性も。

入居者の期待と実際の施設とのミスマッチを防ぐためにも、事前に下見しておくことが大切です。その際、施設の新しさや居室の広さにばかり目がいきがちですが、本当にチェックすべき箇所は別にあります。

ここでは、家族にとって最良の選択ができるように下見でチェックすべきポイントや、おすすめのサービス付き高齢者向け住宅をまとめました。

下見で注目すべきポイント

ソフト面:スタッフの対応力をチェック!

利用者にとって新たな家となるサービス付き高齢者向け住宅。毎日の暮らしをサポートしてくれるスタッフは、いわば家族や同居人に近い存在です。同じ生活空間に居てストレスなく過ごせるのか、スタッフの質も事前にチェックしておきたいところ。

スタッフの様子を含めて全体的な雰囲気を見学するなら、昼食時かレクリエーションを行っている時間がおすすめ。スタッフと利用者が接する機会が多く、普段どのようなコミュニケーションを行っているのかがわかります。

食事をスタッフと一緒に食べている施設であれば、毎日顔を合わせて顔色や食事の様子から健康状態を確認してくれるので安心です。積極的に声かけを行うスタッフがいるなら、団らんの雰囲気を作って楽しい毎日が送れるかもしれません。

1点注意したいのは、相手の性格や個性を把握したうえで適切な距離感で接しているかどうか。フレンドリーに声をかけてくるスタッフに抵抗を持つ人や、体調が悪い時にはひとりでゆっくり過ごしたい人もいます。入居者とスタッフの相性が合うかどうかも考えながら見学するのがおすすめです。

ハード面:施設そのものをチェック!

賃貸住宅のひとつであるサービス付き高齢者向け住宅。自由度が高く、外出や外泊がいつでも可能です。なかには、門限や外出時間の制限を設けているサービス付き高齢者向け住宅もあります。出来ることの範囲やルールは施設によって異なるので、事前に以下のチェックポイントをもとに確認しておきましょう。

  • 外出や訪問に関するルールはどうか
  • 食事をどこで食べるのか
  • 共用スペースで他の入居者と交流できるか
  • レクリエーションやカルチャースクールの種類や頻度はどうか
  • 自治会への加入をはじめとした周辺地域との交流があるか
  • 介護サービスや医療行為が必要になった場合はどうなるか
  • 居室に備え付けられている設備はどうか
  • 万が一の時、スタッフに異変を伝える方法はあるか
  • ベッドや浴槽は体が不自由な人でも使いやすいか
  • 面会のために通いやすい立地か

ルールや施設の特徴は、入居者の性格によって評価が異なるものです。例えばレクリエーションを盛んに行うサービス付き高齢者向け住宅であれば、社交的で人と交流するのが好きな人は楽しく過ごせる一方、人見知りな人やひとりの時間を大切にしている人にとっては無理を強いる時間が長くなる可能性も。下見を行う際は「入居者が豊かな生活を送れるかどうか」を一番の基準にして見ていきましょう。

【船橋編】下見・体験入居ができるサービス付き高齢者向け住宅

千葉市に次いで県内2番目の人口数を誇る船橋市には、さまざまなサービス付き高齢者向け住宅が存在します。ここでは、船橋にあるサービス付き高齢者向け住宅の中から下見や体験入居ができる施設を紹介。介護施設の特徴やアクセス、周辺情報などをまとめました。

ローゼンホーム上山2号館(体験入居可)

ローゼンホーム上山2号館
引用元:ローゼンホーム上山2号館公式HP
(http://www.engokai.or.jp/kamiyama2/)

レク活動が充実した介護付きサービス付き高齢者向け住宅

「ローゼンホーム上山2号館」は、介護を必要とする方も入居できるサービス付き住居です。最寄り駅の船橋法典駅周辺にはコンビニやスーパー、ドラッグストア、コインランドリーなど、生活に欠かせない施設が充実しています。

スタッフの介護を必要としない自立度の高い方も入居できるので、万が一の状況に備えて介護付きを選びたいと思う方にピッタリ。車いすの方でも入浴できる介護用の浴槽があり、体が不自由な人も清潔で快適な毎日を送ることが可能です。

居室の広さは18m2以上なので、ベッドを置いても広々と使えます。

レクリエーションは創作活動やお出かけなどさまざまなメニューを用意。全員で楽しめる企画がたくさん考えてくれるので、レク活動を通して他の入居者と交流したい人におすすめです。保育園と隣接しているため、餅つきや豆まきなどの行事を子どもたちと一緒に楽しむことができます。

住宅全体が温かな雰囲気に包まれているローゼンホーム上山2号館。どんな状態の方でも安心した毎日を送れる施設です。

そんぽの家S 船橋印内(体験入居可)

そんぽの家S 船橋印内
引用元:そんぽの家S 船橋印内HP
(https://www.amille.jp/home/rent/263)

充実の設備でプライバシーを保護

「そんぽの家S 船橋印内」の最寄りバス停へは、船橋法典駅から10分間隔で出るバスで向かうことが可能です。桜並木の下を通って行くため、春の花見シーズンには美しい桜をすぐ近くで楽しめます。

完全個室となっている居室には、トイレや洗面台、ミニキッチンが完備。IHヒーターで、自宅と同じように料理を作ることが可能です。

浴室は個室と機械浴室の2種類。ひとりでゆっくり入りたい人も、スタッフのサポートを受けながら楽にお風呂に入りたい人も、満足のリラックスタイムを送れます。

プライバシーを守るための設備も充実しており、居室の鍵を自分で管理して施錠可能。1人ひとりに割り当てられたダイヤルロック付きのポストがあるので、他の人宛の郵送物と混ざることがありません。

趣味を楽しみたい人におすすめなのが、編み物や囲碁・将棋など8つのカルチャースクールやサークル。気になるメニューを選んで自由に参加できます。普段は遠出が難しい車いすの方が旅行を楽しめるよう、国内外へのバリアフリー旅行も実施。さまざまなアクティビティを通して、賑やかで楽しい毎日を過ごせます。

ココファン西船橋(体験入居可)

ココファン西船橋
引用元:ココファン西船橋HP
(http://www.cocofump.co.jp/facilities/
detail/nishifunabashi/)

敷金2ヵ月分!15タイプから選ぶ暮らし

2014年に開設した「ココファン西船橋」。最寄り駅は西船橋駅で、駅の周辺にはドラッグストアやスーパーがそろっている生活に便利な住宅街です。

介護事業所が併設されており、万が一の場面では24時間常勤しているスタッフが迅速に対応。医療機関とも連携しているため、医療ケアが必要な方も対応可能。認知症の方も入居できます。

「自宅と同じように居室で過ごしてほしい」という考えから、居室は全室個室。部屋の広さや介護サービスの有無によって、居室を15タイプの中から選べます。広々とした個室には自宅から家具を持ち運ぶことも可能。夫婦の入居者向けに2人部屋も用意されています。

敷金は2ヵ月分のみの低額設定。負担を抑えながら、今までの生活スタイルを大きく変えることなく自分らしい暮らしを送れるホームです。

ローゼンホーム上山1号館(体験入居可)

ローゼンホーム上山1号館
引用元:ローゼンホーム上山1号館
(http://www.engokai.or.jp/kamiyama1/)

広い居室スペースで送るのびのびとした毎日

船橋法典駅から徒歩11分の距離にある「ローゼンホーム上山1号館」。2号館と同じく、社会福祉法人 千葉県福祉援護会が運営しています。東京の江戸川区や台東区から近い場所でありながら自然が多く、のどかな雰囲気も魅力です。

施設内にはデイサービスや居宅介護事業所が併設されているため、介護サポートが可能。機能回復訓練用の器具が充実しており、毎日のトレーニングを通して健康な体作りを目指せます。レクリエーションを毎日行っているだけでなく、カラオケや園芸、麻雀など趣味を楽しめるホームなので、安心で楽しい毎日を過ごせます。

穏やかな毎日を送れるよう、居室の内装には目に優しい温かみのある木をアクセントとして配置。25.05m2ある居室は、たんすや冷蔵庫などの大きな家具を置いても広々と使えます。

日々の暮らしやすさと、これからの安心を同時に叶えてくれるホームです。

そんぽの家S 船橋前原(体験入居可)

そんぽの家S 船橋前原
引用元:そんぽの家S 船橋前原
(https://www.amille.jp/home/rent/184)

万が一の場面に備える緊急通報装置

津田沼駅近くの「そんぽの家S 船橋前原」。渋滞が多い国道296号から近いため脇道に侵入してくるドライバーが心配ですが、施設周辺は車の通りが少ないため騒音や安全面の心配はありません。

居室の広さは25.74m2。トイレや浴室、ミニキッチン、洗濯機置き場など毎日の生活に欠かせないものがすべて居室の中にそろっています。異変を迅速にスタッフへ伝えられるように緊急通報装置を全室に設置して安全面を強化。快適さと安心の両方を提供してくれます。

メリハリある毎日を形作るためにホームで開校されているのが、カルチャースクール「いきいき倶楽部」。陶芸や書道などの習い事や、カラオケや園芸といった趣味を満喫する教室など、豊富なプログラムの中から自由に参加可能です。

毎日提供される食事はすべてホーム内の厨房で手作りされており、出来立ての美味しさを堪能できます。季節ごとの行事に合わせてメニューを変えることで、四季の移ろいを演出。建物が持つハード面とアクティビティや食事などのソフト面で、活き活きとした毎日をサポートしてくれます。

 

有料老人ホーム、シニア向け分譲マンションとの違いは?

 歴史の新しいサービス付き高齢者向け住宅やよく耳にする有料老人ホームなど、高齢者の住まいの場はさまざま。それぞれの違いやどのような生活を送れるところなのか、わからないことも多いかもしれません。ここではサービス付き高齢者向け住宅が生まれた経緯や各施設の特徴、おすすめ施設を紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅ができたのは最近?

平成23年の法改正を受けて誕生

高齢者の住まいの場として真っ先に思い浮かぶのが、老人ホームや特別養護老人ホーム。最近ではそれ以外にも「サービス付高齢者向け住宅」という名前をよく耳にしますが、生まれた経緯がよくわからない!という人も多いのではないでしょうか。

サービス付高齢者向け住宅(通称:サ高住)は、平成23年10月に行われた「高齢者住まい法」の改正を受けて新たに誕生した、民間事業者などが運営する賃貸住宅。介護や医療と連携することで高齢者が安心して過ごせるように、賃貸住宅として暮らしを総合的に支える役割を担います。

高齢者住まい法(正式名称:高齢者の居住の安定確保に関する法律)とは、高齢者が借りやすい・住みやすい住宅を増やすことを目的に平成13年に施行された制度。住まい=土地に関わる制度なので、策定には厚生労働省だけでなく国土交通省も関わっています。

サービス提供の義務を一本化しわかりやすく安心できる施設に

「高齢者住まい法」の改正によりサービス付き高齢者向け住宅の制度が登場する以前にも、同様の法律が存在しました。

以前あったのは、高齢者の入居受け入れをメインに行う賃貸住宅として知事の登録を受けた建築物である「高齢者円滑入居賃貸住宅(通称:高円賃)」や高齢者限定の賃貸住宅「高齢者専用賃貸住宅(通称:高専賃)」、バリアフリーに特化した高齢者が入居しやすい賃貸住宅「高齢者向け優良賃貸住宅(通称:高優賃)」の3つ。しかし各々の線引きが曖昧だったり登録条件にバリアフリーや介護サービスの提供が義務付けられていなかったりと、入居者にとって使いにくい一面がありました。

そんな問題点を解決するべく、3つの登録制度を廃止してサービス付高齢者住宅として一本化。現在ではシンプルでわかりやすい形になっています。

サービス付き高齢者向け住宅に義務づけられているのは、安否確認サービスと生活相談サービスの2つ。なかには老人ホーム同様に介護サービスを提供するサービス付き高齢者向け住宅もあり、施設によってさまざまな個性や特徴がみられるため、入居の際にはよく吟味することが大切です。

サービス付き高齢者向け住宅は成立から10年も経っていない歴史の浅い住宅登録制度ではありますが、高齢者を取り巻く事情によって新たに登場した住宅という背景もあり、今後増え続けていくことが予想されます。大切な家族の今後を考える時に新たな選択肢のひとつとして挙げておくと、より良い施設がみつかるかもしれません。

高齢者向け施設それぞれのメリット

高齢者の住まいは、サービス付き高齢者向け住宅をはじめ老人ホームやシニア向け分譲マンションなどさまざま。ここでは、介護施設と住宅それぞれのメリットや、代表的な施設を1つずつピックアップして特徴をまとめました。

介護施設?住宅?有料老人ホームとの違いは?

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームはどちらも「高齢者の住まいを提供する」という目的から考えると似ている点が多く、違いがわかりにくいもの。ここでは、サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームのメリットについて紹介します。

サービス付き高齢者住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅の場合は敷金や礼金が少ないため、入居資金を抑えることができます。部屋のタイプは完全個室や夫婦で一緒に入居できる2人部屋など、施設にとっては複数の居室タイプから選択可能。名前に「住宅」とあるように賃貸契約が結ばれる施設なので、自宅と同様に自由度が高いのがサービス付き高齢者向け住宅の特徴です。門限がなく、付き添いや許可がなくても外出できます。居室にミニキッチンや洗濯スペースがある施設も多く、身の回りのことを自分で行いたい人はこれまでの生活と同様に料理や洗濯が可能です。自炊や施設で提供される出来立ての料理など、毎日の食事の選択肢が広いのも特徴のひとつ。

また、サービス付き高齢者向け住宅ではバリアフリー構造が義務づけられているため、段差や狭いスペースがあると動きにくい高齢者が暮らしやすい造りになっています。

もうひとつ義務付けられているのが、生活相談。毎日の生活の中で困っていることをいつでも職員に相談できます。

有料老人ホームのメリット

他の介護施設と比べて数が多いため、幅広い選択肢の中から希望条件に近い施設を探せるうえに、待たずに入居できる場合が多いです。

有料老人ホームでは介護・看護職員の配置が義務付けられているため、24時間体制で介護スタッフが常駐。検温や血圧チェック、投薬管理、褥瘡(じゅくそう:床ずれのこと)の防止や処置など毎日のケアとメディカルチェック以外にも、具合が悪くなった時にはすぐに対応してくれます。画一的なケアではなく、入居者1人ひとりの個別性を尊重してケアを行うきめ細やかさも、有料老人ホームの特徴。

終身利用が可能な施設で、対象者は要支援1~要介護5まで。入居後介護が必要になった場合でも、引き続き生活できます。

民間企業が運営している場合、提供しているサービスは多岐に渡ります。リーズナブルな費用を売りにしているところから、入居一時金を数億円に設定して超一流のサービスを提供するところも。予算に応じて幅広い選択肢の中からピッタリ合ったものを選べます。

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームは異なるメリットを持っているため、どちらを選ぶべきか悩む人も多いでしょう。

入居資金の安さで選ぶならサービス付き高齢者向け住宅、安心して住み続けられる施設を探しているなら医療・介護が充実している老人ホームなど、入居者の希望に合わせて施設を選ぶのがおすすめです。

便利な駅前が人気?千葉県のシニア向け分譲マンション

現在自立度が高く、活動的な人に人気のシニア向け分譲マンション。40代から入居できるマンションもあり、仕事や外出に便利な駅前マンションの人気が高いです。多くのシニア向け分譲マンションでは、建物内の共有施設が充実。マンションによって共有施設はさまざまですが、温泉やフィットネスルームを持つところやクリニックを併設しているマンションもあり、充実した毎日を送ると同時にケアが必要になった際に備えられる安心感が人気のようです。

バリアフリー設計や介護スタッフ・看護師の常駐、食事・家事サービスを提供している点は、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームと共通しています。

最大の違いは入居契約が「所有権」契約になること。通常のマンション物件と同様に、入居者がマンションの管理や運営に関わることができます。サービスや管理方法などに意見がある場合は、管理組合を通して変更することも可能です。

人気のサービス付き高齢者住宅

日生オアシス柏あけぼの
引用元:日生オアシス柏あけぼの
(https://www.jlsri.co.jp/oasis/
facility/kashiwa-akebono/)

日生オアシス柏あけぼの

入居一時金や礼金が必要ないため、費用の面で入居しやすい施設です。

対象者は60歳以上の要支援1~要介護5まで。デイサービスセンターが併設されているため、専門のリハビリを受けられます。生活相談員への生活相談や1日2回の安否確認など、さまざまなサービスで入居者の快適で安心な毎日をサポート。住まいの場としての役割だけでなく、介護・医療サポートや介護予防、生活支援まで含めたサービスを提供してくれます。

日生薬局と同じく日本生化学研究所が運営しているサービス付き高齢者向け住宅になるため、施設内のサービスだけでなくグループ系列の通所・訪問介護を受けることも。

居室の広さは18.10~18.37m2で、ベッドや机を置いても広々と使えるスペースです。各フロアには共用キッチンが設置されており、料理を作ることも可能。

健康に不安を持っている方でも「今できること」「挑戦したい気持ち」を大切に考えて、日々のリハビリやイベントをサポートしてくれるサービス付き高齢者向け住宅です。

人気の有料老人ホーム

敬老園サンテール千葉
引用元:敬老園サンテール千葉
(http://www.keirouen.jp/)

敬老園サンテール千葉

介護付き有料老人ホームである「サンテール千葉」。入居条件に「介護を必要としない自立した状態」が挙げられていますが、住んでいる途中で介護が必要になっても終身で介護を受けられます。介護サポートや運営の面から途中で退去を求められる可能性が低く、終の棲家として選んだ場合も安心して生活を送れます。

周辺の医療施設が充実しており、地域医療機能推進機構(JCHO)千葉病院(旧 千葉社会保険病院)や国立病院機構千葉東病院、千葉県がんセンターなどの先進医療を提供する病院が徒歩圏内に多数存在。

居室だけでなく介護専用フロアもあり、介護専門職員からのサポートを受けられます。サンテールでは入居者2人につき担当職員を1人配置。国の基準では3:1とされているため通常よりも職員が多く、生活介助や機能訓練など手厚いケアを受けられます。医療体制ではメディカルソーシャルワーカーが医療保険や生活に関する相談、医療スタッフとのパイプ役を行います。

もともとは国が老人ホームのモデルケースとして建てた施設なので、温水プールやフィットネスルームなどの共有施設が充実。温水プールに入る際には必ず健康チェックを行い、事故や水難を防ぎます。

完全個室になっている居室の広さはベランダを含んで約50m2。生活音が気にならないよう防音構造になっているため、日中に部屋で休みたい時も周りの声が気になりません。日当たりや眺めが良く開放的な雰囲気で、前向きな毎日が送れそうなお部屋です。

毎日の食事は、ダイニングルームで提供されるものを頂くのも居室で自炊するのも自由。全員で一斉に食べるのではなく、一定の時間内に合わせて自分の好きなタイミングで食事できます。食事は噛む力が弱い人でも食べやすい「やわらか食」と「普通食」から選択可能。お茶も毎日数種類の中からその日の気分で決められるので、選ぶ楽しさがあります。

医療・介護のサポートや共有施設が充実し、アクティビティや食事など楽しみの多いサンテール千葉。健康な毎日を満喫しながら健康面での不安を解消したい人にピッタリの介護付き有料老人ホームです。

人気のシニア向け分譲マンション

スマートコミュニティ稲毛
引用元:スマートコミュニティ稲毛
(http://www.smartcommunity.co.jp/)

スマートコミュニティ稲毛

4000坪以上の敷地の中に分譲マンションとコミュニティ施設の両方を持った「スマートコミュニティ稲毛」。周辺にはイオンタウンや24時間営業のスーパーなど商業施設が充実した、生活に便利なシニア向け分譲マンションです。

マンションのフロントにはコンシェルジュが24時間駐在しており、訪問者のチェックや日常生活のサポートを行っています。

管理組合の承認があれば、ペットと同じ部屋で暮らすことも可能です。

日中をアクティブに過ごせるクラブハウスには、レストラン街やフィットネス、アトリエなど趣味やその日の気分に応じてさまざまな娯楽施設を利用できます。サークルやアクティビティの数は90種類以上。新たな楽しみを見つけたり、自分の好きなことを追求したりと、楽しい毎日を送れます。

クラブハウス内は医療施設も充実。デンタルクリニックや保健室があり、歯の治療や応急処置が必要な時には相談できます。

活動的な同世代の入居者との交流を通して豊かな毎日を送れる、シニアのためのコミュニティです。

千葉県内のサービス付き高齢者向け住宅の件数・所在エリア

千葉県の介護付き有料老人ホーム数の合計は217件でした。(「HOME'S介護」の登録施設数。2016年8月1日時点)

圏域名 所在エリア 件数
東葛南部圏域 市川市、船橋市、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市、浦安市 36件
東葛北部圏域 松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市 54件
印旛圏域 成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町 23件
香取海匝圏域 銚子市、旭市、匝瑳市、香取市、神崎町、多古町、東庄町 5件
山武長生夷隅圏域 茂原市、東金市、勝浦市、山武市、いすみ市、大網白里町、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町 57件
安房圏域 館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町 4件
君津圏域 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市 28件
市原圏域 市原市 10件

 

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