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千葉県に住む高齢者の住まいに係る意向調査について

千葉県では高齢者対策をいかにして行うかを大きな課題として取り上げ、積極的な取り組みを続けてきています。

住まいについて高齢者がどのように考えているかについて知り、県政に活かしていこうと高齢者の住まいに係る意向調査が実施されました。

その内容について確認してみると現状の千葉県の高齢者に対する対応のあり方や、今度の取り組みの方針がわかるでしょう。これから千葉県で老人ホームを探す場合には重要な参考になるはずです。

高齢期における住まいで重要なことは何でしょうか?

高齢者住宅

千葉県に住んでいる人にとって高齢者になってからの住まいがどのようなものであるのが望ましいのでしょうか。

高齢期になったときに何が重要かという点で三つの項目が四割以上の人に選択されました。買い物をする施設が近所にあること、医療や福祉に関わる施設が近くにあること、バリアフリー化された住宅があることという三つが該当しています。

共通しているのはどれも生活をしていく上で切実な問題になる部分であり、まずは最低限のインフラが整っていて欲しいということを反映しているでしょう。

生活をするための物資を手に入れられる環境があり、高齢期になって医療や福祉を受けなければならなくなったときに気軽に受けられる状況ができていることが望まれています。

そして、自分の住まいがバリアフリー化されていて快適な住生活を送れることを大事にしているのです。広く見れば買い物をするスーパーや医療を受ける病院、介護を受ける老人ホームなどにもバリアフリーが求められていると言えるでしょう。

高齢期を迎えたとき、どのような住宅に住みたいですか?

住宅

高齢期を迎えたときの住まいについての意識が高いのは前の設問からもよくわかりますが、千葉県に住んでいるときにどのような住宅に住みたいかという見方になると少し見解が異なっています。

最も多くの人が答えているのが住み慣れた家にずっと住み続けたいということであり、それに続いているのが住んでいる家をバリアフリー化して住み続けたいというものでした。

この二つだけで全体の三分の二以上を占めている状況があり、バリアフリー化された家への住み替えを行ったり、介護関係のサービスが受けられるサービス付き高齢者向け住宅に住み替えたりしたいという人はそれほど多くはないのです。

千葉県ではバリアフリー化された家に住むことよりも住み慣れた家に住むことの方が重視されています。それを見越してバリアフリーの家にもともと住んでいる人もいますが、高齢期になってからも特に手を加えずに今のままの家で十分だと考える人も多いという実情があるのです。

もし、介護が必要になったとき、どのような住まい方を希望しますか?

バスルーム

高齢者になってしまうとどうしても介護が必要になってしまうリスクは抱えることになりますが、介護が必要になったときに望む住み方についての質問に対して千葉県では特徴的な回答が集まっています。

約半数の人が望んでいるのが家族の介護や介護サービスを受けながら住み慣れた家に住みたいと回答しているのです。

高齢期を迎えたときにも住み慣れた家に住みたいという希望が大きかったのと合致している結果になっています。それに続いているのが特別養護老人ホームや有料老人ホームなどに住みたい、サービス付き高齢者向け住宅に住みたいというものであり、どちらも18.6%という同率です。

自宅で生活を続けたいという人が多いのは確かですが、高齢期の住まいとして6割ほどの人が自宅に住み続けるのを希望していたことも考慮すると、いざ介護が必要になったときには介護サービスを利用するために住み慣れた住宅を離れるという考え方も少なくはないと言えます。

高齢者の住まいへの対策などについてどう思いますか?

老人ホーム

高齢者の住まいへの対策として特別養護老人ホームなどの介護施設や、訪問介護などのサービスが行われていますが、千葉県で実際に行われている対策は十分なものかということに関しても回答が求められました。この設問に対してそう思う、どちらかといえばそう思うと回答した人を合わせても四分の一にも満たない状況があり、どちらかといえばそう思わない人が四分の一強、思わないという人が44.2%にも及んでいるというのが結果でした。

現状としては十分な対策が取れていないという認識が強く、バリアフリー化が十分に進められていない点や介護サービスが最低限のものしか行われていない点などが指摘されています。

また、自治会レベルでの支援体制が十分ではないことや、相談に対応できる人材も充実していないことなどが不満に掲げられている点です。

特別養護老人ホームなどが不足していて増設が望まれている状況があることも問題とされていて、今後の行政レベルでの取り組みが期待されています。

まとめ

千葉県では高齢期の住まいとして住み慣れた住宅に住み続けたいという声が大きく、介護が必要になったとしてもそれを続けたいという人が多いのが実情です。

この背景には特別養護老人ホームなどの施設の充実が遅れている点や地域的な取り組みが不十分な点が掲げられています。

しかし、これに対して千葉県も積極的に取り組みを開始している段階にあり、意向調査の意見を反映して高齢者が住生活を送るのに適した環境が作り上げられていくと期待できるでしょう。

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