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老人ホームを検討する際におさえておきたい基本事項

ひとくちに老人ホームといっても重度の介護認定を受けている方、自分で生活ができる方など、老人ホームによって入居できる条件があり、その条件に当てはまらないと入居できないことがあります。

「家族をどの施設に入居させたらいいか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

老人ホームの種類から個室のタイプ、提供しているサービスも特徴があるためその人に合った老人ホームを選ぶことが大切になります。特養老人ホームと有料老人ホームの違いや種類などについてまとめました。

老人ホームの種類について

一軒家

厚生省によると老人ホームの種類は6つの種類に分けられています。

1つめは特別養護老人ホーム(特養ホームとも呼ばれています)で、身体上または精神上著しい障害を持ち、自宅での介護が困難な高齢者が対象になります。

2つめは老人保健施設で要介護者を対象にした施設です。機能訓練や医学的管理下での介護をし、日常的な生活の支援をします。

3つめは軽費老人ホーム(ケアハウス)です。入浴や食事サービスなど日常生活に必要な部分を手助けするための施設で、A型(食事や生活のケアをする)とB型(利用者は原則自炊)に分かれています。

4つめは養護老人ホームで入浴や排泄、食事の提供、掃除に洗濯など家事サービスと健康管理を目的とした施設です。

5つめは認知症高齢者グループホームで、認知症の高齢者が同じ施設で共同生活を送ります。施設の職員と高齢者で食事作り、洗濯などの家事を行います。こちらは日常生活を送ることを目的としている施設になります。

6つめは有料老人ホームで、入浴や食事提供などの身の回りの世話、健康管理を提供することを目的とする施設です。ホーム職員がサービスを提供する介護付、ホームはサービスを提供せず入居者自らが外部の介護サービスを利用する「住宅型」などがあります。

別養護老人ホームとは

老人

特別養護老人ホームは65歳以上、身体上または精神上に著しい障害があり、常に介護の手を必要としており、自宅では介護を受けるのが難しい高齢者向けの施設です。

要介護3~5の方が対象になっています。具体的にいうと「寝たきり状態」や「日常生活を送れない認知症患者」など、自宅での介護が難しい方が利用している施設です。

特別養護老人ホームの特徴は公的に運営されている施設なので、低料金で利用できます。必要になる費用は家賃を始めとして、食費、光熱費、特別養護老人ホームで暮らすための雑費などです。入居一時金は請求されません。料金の低さから入居待ちになっていることが多い施設です。

特別養護老人ホームは1室に1つのベッドが置かれている従来型個室・1室に4人程度のベッドが配置されている多床室・10人程度のグループ(ユニットと呼びます)を作り、共同生活を送るユニット型個室があります。ユニット型個室は共同スペースを利用しますが、個室になっているのでプライバシーを守ることができます。また、多床室を区切っているユニット型準個室もあります。

有料老人ホームとは

介護

有料老人ホームは公的な施設ではなく民間企業が運営している施設で、介護付きタイプ・住宅型タイプ・健康型タイプの3種類があります。

入居資格は有料老人ホームによって違いますが、多くは65歳以上で自立~要介護認定の方まで入居が可能です。

介護付きタイプは介護の手が必要な高齢者が入居でき、高齢者が快適に暮らせるようにリハビリや音楽療法などさまざまなサービスを提供しています。

住宅タイプは生活支援が受けられる施設で、自分で生活できるレベルの方が多く利用しています。介護が必要な方でも外部の介護サービスやデイケアを利用することができます。

住宅タイプの有料老人ホームは居住を目的としたものと利用者へレクリエーションを提供しているものに分かれます。最後に健康型は自立(介護認定なし)から軽度の認定を受けている方が利用できる施設で、娯楽施設が充実しています。

こちらは医療ケアや介護認定が高いと利用できなくなり、入居している場合は退去を求められます。

老人ホームの選び方

家

老人ホームの選び方にはいくつかのポイントがあります。

まず最初に「入居できる条件」です。特養老人ホームに入居するのか、民間老人ホームに入居するのかによって年齢や介護認定の条件が変わってきます。

有料老人ホームの健康型タイプのように、介護認定が上がると退去しなければならないケースもありますので、老人ホームの条件はよく確認しておきましょう。次に「ケアスタッフの人数」も確認しましょう。

有料老人ホームの場合は利用者3名に対してスタッフを1名以上配置しなければなりません。3名に対してスタッフが多いと手厚いケアを受けられます。

また、医療ケアができるスタッフが在籍しているかも重要なチェックポイントです。費用も老人ホームの種類によって違いがあります。特養老人ホームは入居一時金が不要ですが、民間の有料老人ホームは必要になります。

個室か多床室かによっても1日にかかる料金は違いますので、支払可能な範囲の施設を選びましょう。

まとめ

老人ホームは特養老人ホームや有料老人ホームなど種類が分けられています。

各施設によって入居できる年齢や介護認定も違いがあり、受けられるサービスも変わります。自立しているなら住居型や健康型老人ホーム、自力で生活できない状態なら医療ケア付きの特養老人ホームや有料老人ホームを選ぶなど、利用者の状態に合った施設を選ぶことが重要です。

レクリエーションがある施設、手厚いケアが受けられる施設など各施設の特徴やメリット、デメリットを把握しましょう。

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