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入居前に知っておきたい老人ホームのトラブル例

千葉県内には非常に多くの優良な老人ホームがありますが、実際に入居を決める前に様々なトラブルについて確認をしておいた方がいざ同じような場面に自分や家族が直面をして時に落ち着いて対処する事ができます。

金銭トラブル

舞い散る紙幣

老人ホームのトラブル例は様々ありますが、まず多いのがパンフレットなどに書かれている月額や年額の費用と実際に請求をされた額が大きく違いがある事です。

有料の老人ホームで最も多いトラブルがこの費用に関する問題です。

例を示すとパンフレットには月額の費用が20万円と書かれているにも関わらず実際には25万円を請求されたというケースです。

このようなトラブルに直面した時にまず月額費用についての認識を高めておく必要があります。

老人ホームによって月額費用に含まれているサービスと含まれないサービスの内容が違います。

一般的に月額費用に含まれるサービスというのは家賃、事務やその他の施設の管理費、食費、介護費用、介護保険の1割負担が含まれます。

その他のサービスで例えば日用品、オムツ代、レクリエーションの参加費などは月額費用に加算されていく場合が多くこれにあたるサービスを利用すれば請求額は高くなっていきます。

本来であれば加算されるサービスの内容は老人ホーム側が説明をしなければならない部分ではありますが、トラブルを避けるために入居前の契約の段階で当事者が確認をする事が重要になります。

パンフレットに書かれている簡単な費用の紹介で安心するのではなくしっかりと見積書や契約書に書かれている項目や費用をしっかりと確認をしていく必要があります。

退去時のトラブル

次に多いのが途中退去のトラブルです。

老人ホームの多くは終身介護や終身利用を目的として運営されていますし、家族や当事者としてもそのつもりで入居をすると思いますが、長期の入院が必要になってしまったり認知症や他の入居者とトラブルが発生したり老人ホーム内で生活や介護を受けることが困難と判断されてしまうと退去勧告を受けることがあります。

退去勧告の理由については老人ホームによって様々ですが、特に認知症に関してその施設で可能な対応によって受け入れの度合いが違ってきます。

その為、見学や契約の時に老人ホーム側から終身介護だから安心と言われても実際に入居してみると手に負えないと退去を迫られてしまう事も決して少なくはありません。

実際に全国の老人ホームを対象に退去者について調査を行ったところ過去3年間で退去者が発生している老人ホームは全体の80%強にのぼります。

このようなトラブルに巻き込まれない様にするには契約をする前に過去に退去者が出た場合の適用ケースについてしっかりと確認をして家族もしくは当事者がそのケースの該当するのか確かめておきます。

退去に関するトラブルには入居一時金に返還もあります。多くの老人ホームでは入居の際に入居金や入会金という名目で一時金を支払うシステムがあります。

ここでは一括して入居一時金としますが、この入居一時金とは一般的に住居を賃貸で借りる場合に先に支払う敷金のようなもので、途中で退去をする場合には入居の期間などに応じて一部が返還されます。

しかし、この返還される額に関しては老人ホームとの契約内容によって違いが出てきます。

ここでトラブルになりやすい例としては高額な入居一時金を支払ったにも関わらず、入居者が短期間で病気などによって亡くなってしまったり退去を余儀なくされてしまったりした場合に金額をめぐったケースです。

老人ホームの中には入居一時金が全く戻ってこない時もあります。このトラブルは近年あまりにも多いので法改正によって短期間での退去の場合には入居一時金を全額返還するように求めるように動き始めています。

返還については必ず契約書に示されていますので特に短期間での退去をしなければならなくなった場合の返還額については調べておきましょう。

契約内容やサービスの内容についてもトラブルが発生しやすいです。パンフレットや入居の際に受ける説明と実際に受けられるサービスの内容が違うというものです。

職員の数が明らかに少なかったり入浴やレクリエーションの回数などが少なかったり契約書に書かれている内容と明らかに違う契約違反も実際にあります。

老人ホームの中には確かに利益だけを求めるあまり契約内容とは違う劣悪なサービスをする業者も少なくありません。

一度入居してしまうと家族としてはお世話になっているのだからと安易なクレームを避ける場合も少なくありませんが明らかに契約違反をしているとわかれば追求する事は必要です。

その他、押さえておくべきトラブル例

泣き顔のボード

時には行政や弁護士などにも相談しなければなりません。

一番良いのはトラブルになる前にそのような老人ホームに入居しないようにする事ですので事前見学や体験入居などでしっかりと施設やサービスの内容、職員の方とお話をしてチェックをします。

次に老人ホームに入居すればホームに費用を支払いさえすれば生活できると考えておられる方が多いと思いますが実際にはその他にも様々な費用がかかってしまいます。

ここで一番多い費用としては医療費です。老人ホームに入居をする方の多くは何かしらの慢性疾患を患っておられる場合が多く少なからず通院や薬代としての費用がかかります。

入院などする場合にはその分費用も数倍に嵩んでしまいます。医療費の他にも趣味を持ったりお友達との遊興費などもお金が必要になったります。

一般的には平均して老人ホームに支払う費用とは別に5万円程度あれば良いと考えられますので入居の際には一ヶ月で実際に必要なお金の総額を出しておきましょう。

有料の老人ホームはその多くが運営会社によって経営をしていますので倒産というリスクも考えておかなければなりません。

特別養護老人ホームの場合は老人福祉施設ですので倒産というリスクはありませんが有料老人ホームの場合は経営悪化に伴う運営会社の倒産は考えられます。

当然のことながら運営会社が倒産をしてしまえばそこでサービスを受けることができませんので一気に生活をすることが苦しくなってしまいます。

老人ホームに入居される高齢者の方々は要介護者の方も多く介護や食事などのサービスが受けられなくなる事は非常に困ります。経営する運営会社の業態にもよりますし、景気にも左右されますので倒産に関しては予測できない部分もありますができるだけリスクを軽減するために契約前に入居者の数や経営情報開示がされているかなど確認をしておきましょう。

入居後のトラブルで多いのが病気や骨折と人間関係です。

病気や骨折に関しては入居後に環境の変化などについていけず体調を崩してしまったり転倒して骨折してしまったりするなどがあたります。

更に集団生活をする事によるインフルエンザ感染などのリスクも増えます。

病気や骨折などは事前に予防する事ができる部分も多いので、トラブルにならない為にも職員の行動や対処方法などを聞いたり観察したりする事で老人ホーム全体が信頼できるかどうかを確認しておきましょう。

人間関係に関してですが、老人ホームは基本的に個室ですが少なからず共同生活をする事になりますので良い友人を見つける事もできれば気の合わない人と共に生活をしなければならない事もあります。

誰と気が合わないなどは実際に生活をし始めなければわからないので事前に対処する事は難しいのかもしれませんが、職員の接し方など老人ホームごとのノウハウのようなものがあれば重症化しない事も可能なので対応の方法なども聞いておいた方が良いです。

このようにトラブルはいくつも考えられますが、事前に確認をしておけば避けられるケースも多いのでしっかりと契約をする前に準備をしましょう。

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