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千葉県の介護に関する取り組み最新情報

高齢化が進む日本において、高齢者の介護を担う人材が減少していることが大きな問題となっています。

介護施設が人材を受け入れるための費用を用意できなかったり、介護職に必要な資格の取得ができなかったりすることが原因と言われています。

また、家族が介護を行うために必要な知識や費用が不足して困ってしまうということもあります。

このような状況の中で、千葉県内で行われている介護に関する取り組みをいくつかご紹介します。

船橋市の外国人介護福祉士受け入れ支援

車椅子

船橋市は、介護福祉士の将来的な不足を解消するために、外国人の受け入れ費用の一部を補助すると発表しました。

介護職員の保育環境の整備などと合わせて、人材確保に力を入れていく方針です。

この補助案では、介護事業者に対してあっせん手数料や日本語学習代といった初期費用の半額(1人あたり約30万円)を補助、16人分の利用を見込んでいます。

日本は経済連携協定に基づいて、インドネシア、フィリピン、ベトナムの3カ国と介護福祉士候補者の受け入れを定めています。 しかし、昨年の船橋市の調査によると、外国人受け入れに前向きな市内の介護施設も、初期費用が受け入れのネックになっていることが分かりました。

今回の補助案は、この結果を受けて作成されたものです。

船橋市では、外国人の受け入れだけでなく、日本人の介護福祉士の資格取得に必要な実務者研修費用の一部を、15万円の上限つきで補助します。

さらに、小規模な訪問介護事業所内にある保育施設の運営費の中から、保育士の人件費を1人当たり約18万円まで助成し、介護職員が出産や育児で離職せずに働き続けられるようにします。

介護を支える人員をさまざまな角度から支援する船橋市の取り組みに、県内だけでなく全国から注目が集まっています。

千葉県介護福祉士会の活動

千葉県介護福祉士会は、日本全国の介護福祉士のために活動する日本介護福祉士会の千葉県支部として、県内における介護福祉士の職業倫理の向上、介護福祉士に関する専門的教育と研究によってその専門性を高めることによる介護福祉士の資質の向上、と介護に関する知識、技術の普及を図ることで、県民の福祉を支援することを目的に設立されました。

県内を東葛、北総、東部、千葉、南部、君津、安房の6ブロックに分け、各ブロックで活動する会員を対象に研修会を開催する、介護福祉士受験対策講座や模擬試験を実施する、会報誌で介護福祉界の動向や活動について内外に発信する、といった活動を行っています。

介護福祉士について定めた法律が施行され、介護福祉士資格制度が創設されてから、介護福祉士に求められる役割は変化し続けています。

介護福祉士がいまの時代に求められている役割を理解し、共有し、さらにその役割を果たすために、千葉県介護福祉士会はさまざまなアプローチをし続けています。

千葉県社会福祉協議会の活動

車いす

千葉県社会福祉協議会は、県内の社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業の発達と活性化をすすめ、地域福祉の推進を図ることを目的とする社会福祉法人です。

住民参加による地域福祉活動の推進、在宅福祉サービスの供給体制の整備促進、ボランティア活動と福祉教育の推進及び市民活動の支援、地域福祉支援活動の充実強化、県社協の活動基盤の強化という5つの基本目標をかかげて、さまざまな活動を行っています。

千葉県介護福祉士会が主に介護福祉士を対象にした活動を行っているのに対して、千葉県社会福祉協議会は福祉にかかわる千葉県民全員を対象にした活動を行っているのが特徴です。

具体的な活動内容としては、福祉人材センターや研修センターの運営といった福祉人材支援、福祉施設の経営支援や評価制度といった運営サポート、福祉資金の貸付や福祉に関する相談対応などの個人を対象とした支援などがあげられます。

千葉市の3世代同居等支援事業

千葉市では、高齢者が孤立せず、家族の絆を目的として、3世代など複数世代の家族同居に対して一部費用を助成する制度をおこなっています。

この制度は、離れて暮らしている「親と子と孫」を基本とする3世代の家族が、これから市内で同居または直線1km以内に居住すること、親が65歳以上で1年以上千葉市内に居住していること、同居または近隣に居住している状態を今後3年以上継続することなどを助成対象の条件としています。

1年目の助成は対象者全員に行われ、持ち家に住む場合は住宅の新築や改築、購入の費用の一部、貸家に住む場合は賃貸借契約の費用の一部、くわえて持ち家と貸家どちらの場合でも引っ越し費用の一部が助成されます。

さらに、一定の条件を満たすと2年目、3年目にも助成を受けることができます。

まとめ

千葉県と県内の自治体は、介護のエキスパートである介護福祉士向けの支援と、介護を必要とする家族向けの支援を充実させようと、さまざまな活動を行っています。

介護にかかわるすべての人を支援することで、介護をする人と介護してもらう人の両方が暮らしやすい社会をつくっていくのが、千葉県の取り組みだと言えるでしょう。

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